2029年度(第115回)薬剤師国家試験が5科目に再編!厚労省の新基準改定とCESの統合学習対策

【速報】2029年度(第115回)からの薬剤師国家試験「5科目」再編へ、厚生労働省が新出題基準の作成に着手

厚生労働省の医道審議会は、2029年度(第115回試験)から適用される新たな「薬剤師国家試験出題基準」の改定作業を開始しました。現行の「7科目」から「5科目」へと試験構造が再編され、問題数も335問へと削減される見込みです。CES薬剤師国試予備校の分析を交え、改定のポイントと具体的な試験対策を解説します。

2029年度からの主な変更点とポイント

  • 試験科目の再編(5科目化): 従来の枠組みを統合し、「社会と薬学」「基礎薬学」「医療薬学」「衛生薬学」「臨床薬学」の5科目に再構成されます。
  • 「基礎薬学」は存続: 一部で検討されていたCBTによる代替案は見送られ、国家試験本試験での出題が継続されます。
  • 実践問題の完全複合化: 一般問題(薬学実践問題)は科目間の制限を撤廃し、すべて複数領域にまたがる「複合問題」として出題される方針です。
  • 問題数の削減: 総問題数は現行の345問から335問(必須90問、理論125問、実践120問)に変更される想定です。
  • 過去問の活用: 厚生労働省の基本方針案では、良質な既出問題が20%程度活用される方針が示されています。

新出題基準に対応するための具体的な準備・対策

試験科目の再編にともない、これまでの科目ごとの「縦割り学習」から、領域を横断した「統合型学習」へのシフトが必要です。

1. 疾患を起点とした「芋づる式」の知識統合

薬理・薬剤・病態治療が「医療薬学」へ統合されるため、1つの疾患を核として関連知識を網羅的に紐付ける学習が有効です。

  • 病態・薬理: 疾患の発症メカニズムと、治療薬の作用機序の連動
  • 薬剤: 薬物の体内動態パラメータ(半減期や消失速度など)と投与設計の理由付け
  • 臨床(実務): 現場における患者指導や副作用発生時の具体的な対応策

2. 「基礎薬学」の論理的活用

物理・化学・生物を単なる暗記科目とせず、医療薬学や臨床薬学の「なぜ?」を説明するロジック(理由付け)として活用します。

  • 生物(機能形態学): 臓器の構造や受容体の配置を正しく把握し、治療薬の臨床挙動を論理的に導く。
  • 化学(構造式): 薬物の化学構造(官能基の特徴など)から、結合する受容体や生じる副作用を推測する。

3. 過去問の「周辺知識」まで含めた深掘り

既出問題が約20%活用される方針ですが、アレンジや複合化に対応するためには、単に正解を覚えるだけでは不十分です。

  • 偽選択肢の検証: 正解以外の選択肢について、なぜ間違いであるのかの理由をすべて言語化する。
  • 条件変更のシミュレーション: 患者背景(高齢者、妊婦、腎・肝機能低下など)が変更された場合、最適解がどう変化するかを想定する。

各学年へのアドバイス

● 第114回までの現行制度で受験する学生
制度改正の対象外であるため、現行の出題傾向と対策に集中し、最短合格を目指してください。
● 第115回以降の新制度で受験する学生
科目数の減少は試験の易化を意味しません。日々の講義の段階から、各科目の知識が「将来どの臨床場面につながるか」を意識し、知識の密度と接続数を高める学習設計を行ってください。

新試験基準に完全準拠:CESの薬剤師国家試験対策コース

確実な1年での合格を目指す「CES薬剤師国家試験対策コース」

新基準で問われる「科目横断的な思考力」は、大人数の集団講義だけでは身につきません。CESの国家試験対策コースでは、プロ講師が完全1対1であなたの脳内知識を「構造化」し、実践問題での得点力を爆発的に引き上げます。現行カリキュラムの総復習から新基準のスタートダッシュまで幅広く対応しています。


▶ 薬剤師国家試験対策コースのカリキュラム・料金詳細はこちら

新試験基準への対策や、あなたに合わせた年間学習計画をプロに相談しませんか?


無料個別相談・資料請求はこちら

CES薬剤師国試予備校のおすすめ関連記事

「物理」の勉強方法を徹底解説!国試対策の重要ポイント

存続が決まった「基礎薬学」の物理を、計算力と原理理解の両輪で攻略する学習法。

「化学」の勉強方法を徹底解説!国試対策の重要ポイント

構造式から受容体や副作用を導く——医療薬学とつながる化学の学び方。

「生物」の勉強方法を徹底解説!国試対策の重要ポイント

機能形態学を軸に、臓器・受容体の知識を臨床へ橋渡しする生物の攻略法。

薬剤師国家試験対策の進め方と1年間のスケジュール

限られた期間で全範囲を仕上げる、合格から逆算した年間学習プランの立て方。

国試合格率アップ!過去問活用法とCES自習室の使い方

既出問題20%を「丸暗記」で終わらせない、得点に直結する過去問の使い倒し方。

薬剤師国家試験に足切りはある?合格基準・領域別の配点と注意点

領域別基準など合格の3条件を整理。科目再編後も変わらない「均衡」の重要性。

CES薬剤師国試予備校について

CES薬剤師国試予備校は、株式会社アクト(Act Co., Ltd.)が展開する次世代型のプロフェッショナル試験対策ブランドです。従来の「暗記詰め込み型」の講義から脱却し、一人ひとりの理解度と弱点に最適化した個別指導とカリキュラム設計により、高い効率性と確実な合格力を提供しています。

執筆・監修:岩崎 陽一(Iwasaki Yoichi)

株式会社アクト 代表取締役。薬学およびプロフェッショナル教育領域における試験対策ブランド「PMD」「CES」「Meg」を統括。組織マネジメントや教育カリキュラム開発において、構造化・システム化による高効率な運営戦略を追求。変化し続ける薬剤師国家試験の動向を不正確に捉えず的確に分析し、受験生へ最適なロードマップを提示している。