薬剤師国家試験に合格する!【2025年度】最新の準備戦略と心得完全マニュアル!

薬剤師国家試験に合格する!【2025年度】最新の準備戦略と心得完全マニュアル! 

薬剤師国家試験まで残り1か月となると、多くの受験生が焦りと不安を感じ始める時期でしょう。しかし、この1か月を効果的に活用することで、合格に向けて大きく前進することができます。ラスト1か月前は、以下のことに取り組むことが重要です。

解き慣れた問題集を周回する

国家試験1か月前後に、不安になってしまい新しい問題集や参考書に手を出す受験生がいます。この時期は必ず解き慣れた問題集を使用してください。新しい問題に取り組むことで精神的なストレスになってしまい、不安を倍増させてしまう可能性があります。

逆に既知の問題を解くことで知識の確認ができ、自信をつけることができます。さらには、1冊を極めると合格に必要な知識を確実に身につけられます。

 

具体的な方法

青問、確認テスト、回数別問題集など、自分が最も慣れ親しんだものを選び、最低2周します。解けない問題があった場合は、必ず教科書で知識を補充し、単に解説を読むだけでなく、なぜ解けなかったのか、どうすれば解けるようになるのかを分析し、知識の確認と自信をつけましょう。

薬剤師国家試験本番と同じ時間帯に勉強する

薬剤師国家試験は一日中集中して挑まなければなりません。そのため、9時半から18時までの時間帯で集中して勉強できる持久力をつけ、本番さながらの集中力を養いましょう。

 

試験本番の時間帯に合わせて勉強することで、実際の試験に向けた準備ができます。最低でも10時間以上の集中した勉強時間を確保することが重要です。集中力が落ちるタイミングを把握し、対策を立てておきましょう。

2日目の最後の実務試験では計算問題が多く出題されるため、疲労時の計算力向上も意識して勉強しておくことも重要です。

間違えた問題を復習する

間違えた問題や自信のない問題は、翌日に再度取り組むことが効果的です。おススメは、2日完結型の復習法です。

  1. 間違えた問題や微妙な問題を小さいノートにメモする
  2. 翌日の朝一番(30分程度)でそれらの問題を解き直す
  3. 再び間違えた場合は、原因を分析し理解し直す
  4. 必要に応じて3日目、4日目も朝一番で解き直す

この方法により、短期記憶から長期記憶への転換を促進し、確実な知識の定着を図ることができます。

どの科目も満遍なく復習する

特定の科目に偏らず、全科目をバランスよく学習することが重要です。1日のうちで複数の科目を勉強する時間を設け、各科目の重要度を考慮しつつ、満遍なく学習時間を配分しましょう。

得意科目と苦手科目のバランスを取って勉強してください。この時期は暗記分野を重点的に復習し、国家試験まで忘れないことが重要なため、何度も繰り返し知識の定着をしておきましょう。

計算問題は必要最小限に抑える

計算問題は時間がかかりがちなため、効率的な対策が必要です。

計算問題の練習はシミュレーションのみに絞り、実際の試験を想定し、時間配分を意識しながら解きましょう。計算ミスを減らすための工夫(概算での確認など)を身につけておくことも重要です。

効率的な復習を行う

限られた時間を有効活用するために、効率的な復習が重要です。重要ポイントをまとめたノートやフラッシュカードを活用し、隙間時間を利用して定期的に復習してください。

トイレの壁やドア、携帯の画面など、目につく場所に貼っていつでも確認できるようにするのもおススメです。YouTubeや音声教材を活用し、通学時間などを利用して学習するのも良いです。

過去の模擬試験を活用する

本番に向けた最終チェックとして、模擬試験を活用します。試験の2週間前と1週間前に過去の模擬試験を受け、本番と同じ条件(時間、環境)で解いてみましょう。

この際、点数には一喜一憂せず、しっかりと結果を分析し、最後の弱点補強に活かしてください。間違った問題に関しては、周辺情報まで確認し、国家試験本番までしっかりと暗記しておきましょう。

過去の模擬試験を活用する

最新情報のチェック

試験直前でも、最新の医療情報や法改正などをチェックすることが重要です。信頼できる医療情報サイトを定期的にチェックし、薬事関連のニュースや重要な新薬情報を確認しておきましょう。

前年の薬剤師国家試験で出題された新薬を再度確認し、作用機序や適応などを暗記しておくと得点につながる可能性があります。

早寝早起きで生活のリズムを整える

国家試験当日に体調不良で本来の力を出し切れず終わってしまうことがあっては大変です。早寝早起きのリズムを整えることは、試験に向けた重要な準備となります。国家試験に備えて体調を整え、朝から勉強することで集中力が落ちるタイミングを把握しておきましょう。

 

具体的な方法

0時までには必ず就寝し、夜型の生活を徐々に朝型の生活リズムに移行し、かつ自分に合ったベストな睡眠時間は必ず確保し、体調管理を最優先しておくことが重要です。そうすることで、試験当日に最高のコンディションで臨め、素晴らしい結果を得ることができるでしょう。

3食しっかり食べる

体調管理と集中力維持は国家試験を突破するためには必要不可欠です。バランスの取れた食事を心がけ、特に炭水化物の摂取は集中力維持に重要です。国家試験当日の昼食も想定し、自分に合った食事やベストな食事量を把握しておきましょう。

3食しっかり食べる

モチベーション維持の工夫

長期間の学習を乗り切るためには、モチベーション維持が不可欠です。

国家試験1か月前は、今までの勉強法や勉強の量・質などについて不安になってしまい、『落ちたらどうしよう…』などのネガティブな感情に悩まされる受験生が多くいます。モチベーション維持と精神的な安定のために、『私は絶対に合格する!』という強い信念を持ち、自己暗示を行いましょう。

 

具体的な方法

毎日「絶対合格する」と声に出して言ったり、書いたり、仲間と励まし合い、情報交換をするのも良い影響を与えることができます。他には小さな目標を設定し、達成感を積み重ねると自信が付いてきます。

メンタルヘルスケア

試験直前の精神的ストレスは、本番でのパフォーマンスを左右します。そのため対処するための方法を身につけておきましょう。

 

具体的な方法

定期的に深呼吸やストレッチなどのリラックス法を実践し、適度な運動を取り入れ、ストレス解消に努めます。睡眠はメンタルヘルスに直結します。睡眠の質を高めるために、就寝前1時間は携帯を見ないようにするなどのルーティンを確立させておきましょう。

結論

薬剤師国家試験の1か月前は、これまでの学習の総仕上げと最終調整の時期です。

解き慣れた問題集の周回、間違えた問題の復習、本番を想定した時間管理、生活リズムの調整など、様々な側面から準備を進めることが重要です。同時に、バランスの取れた学習とメンタルヘルスケアにも注意を払い、最高のコンディションで試験に臨めるよう努めましょう。

結論

計画的かつ効率的な学習を心がけ、自信を持って試験に向かうことが合格への近道となります。最後に、この1か月間は非常に重要ですが、これまでの努力の積み重ねがあってこそ意味を持ちます。最後の1か月で飛躍的に成績は伸びます。焦らず、自分のペースを保ちながら、最後まで諦めずに取り組んでください。

皆さんの努力が実を結び、薬剤師としての新たな一歩を踏み出せることを心から願っています。

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著者プロフィール

CES薬剤師国試予備校 講師

アメリカの大学・大学院を卒業後、再受験にて薬学部に入学。再試・留年はなく、ストレートで国家試験にも合格。 卒業後は薬局薬剤師を経て、現在はCES薬剤師国家試験予備校の講師。 薬剤師国家試験のゴロサイト『ゴロナビ〜薬剤師国家試験に勝つ〜』を運営中