【薬たまコラムvol.1】あと100日!第103回薬剤師国家試験までの勉強法①
あと100日!国試本番まで何をしておけばいいの?
薬剤師国家試験に合格するためには、試験に出題されるすべての科目を満遍なくカバーしておく必要があります。 とはいえ、闇雲に1科目ずつ復習していると100日では間に合いませんから効率よく勉強する必要があります。そこで今回は、国試まであと100日というときにやるべき勉強法をご紹介します。
まずは冷静に自己分析!
すでに国家試験の模擬試験を受けておられる受験生の方も多いでしょうが、自己分析はできていますか? なんとなく受けっぱなしにならないように、自分の苦手な分野、得意な分野を洗い出し、間違えたところは徹底的に復習しましょう。 本番100日前は、苦手分野で足を引っ張らないように、真剣に基礎から取り組む最後のチャンスです。また得意分野でミスが出ないよう、確実に解いて点数につなげていくことも大切です。この時期は得意分野と苦手分野の勉強の配分を考えましょう。 まだ模擬試験を一度も受けておられない方は、本番前に一度は必ず受験しておくことをオススメします。
<この時期の勉強法のポイント>
国試対策本で勉強されている方は、科目別で勉強することが多いですが、内容が他科目と重なっている場合も多い(例えば薬理と病態、薬物治療分野など)ので、頭の中でリンクさせられるように、各テキストは、常にすぐに手に届くところに置いて勉強しましょう。
世間の噂に惑わされずに自分のペースでじっくり取り組む!
毎回、合格率や受験数の変動により、「国試が難しくなる」とか「傾向が変わるらしい」といった噂が流れますが、大幅に変更になることは、まずありません。段階的に数年かけて変更されていきますので、直近の過去問をしっかり押さえておくことが大切です。周りに振り回されずに、自分のペースで勉強しましょう。
過去問は、できれば複数の業者のものを準備しておくと安心でしょう。例え全く同じ問題であっても、印刷の文字の違いやレイアウトが違うだけで、解きにくく感じることがあります。本番の試験でどのような状況でもクリアできるよう、対策を立てておきましょう。たくさんの過去問を購入するのは経済的に負担が大きいという場合は、業者の違う過去問を持っている友人と貸し借りしてやりくりするのもオススメです。
そして、過去問は暗記してしまうくらい何周もしましょう。最低でも3周はしておくと安心ですが、難しい場合は苦手分野だけ3周など絞って取り組むようにしましょう。
スケジュールの見直しを!
次に大切なことは、スケジュールの見直しと自己管理の徹底です。あとたった100日、しかも風邪やインフルエンザが流行する時期でもあります。 その上、定期テスト、卒論、実習レポートなど現役生の場合は既卒生よりもさらに毎日こなさなければいけない勉強も山積みですから、万が一、体調を崩した時のためにも初めの2ヶ月は切り詰めたスケジュールにし、後半余裕が持てるように計画しておくのがコツです。インフルエンザの予防接種は11月中に受けておく、怪我や病気予防のため旅行やスキーは控え、落ち着いた頃に初詣や合格祈願に行くなど工夫し、今年だけは出かけたくなっても、できるだけ我慢しましょう。
いかがでしたか。今回は国試100日前からの勉強法についてご紹介しました。
効率よく勉強し、合格につなげましょう!