【2026年】第111回薬剤師国家試験 新傾向問題の解説 問283 薬剤

第111回薬剤師国家試験で特徴的だった「新傾向の問題」や「これまでにない聞かれ方をした問題」をピックアップして紹介していきます。

問題文

問283

 

問題の概要

経口投与のセマグルチド(経口 GLP-1 受容体作動薬)に使用されている吸収促進剤サルカプロザートナトリウム(SNAC)に関する内容が新傾向として出題された。

正答

3, 5

解説

1:× 素錠のため、腸溶性コーティングは施されていない。
2:× ステアリン酸マグネシウムは滑沢剤であり、微細なエマルションを形成しない。
3:〇 サルカプロザートナトリウムは胃の pH を局所的に上昇させるため、ペプチドの急速な酵素的分解を防ぐことができる。
4:× ポビドンは結合剤であり、胆汁分泌促進作用はない。
5:〇 SNAC の吸収は胃の内容物により低下することから、1 日のうちの最初の食事又は飲水の前に、空腹の状態で服用する。