薬剤師国家試験のその先へ!みんなが気になる『ドラッグストア』での勤務について
仕事内容
主にドラッグストアには2つあります。
1つ目は一般用医薬品を販売する店舗と調剤併設型の店舗があります。一般的にドラッグストアと聞いて思い浮かぶのは前者だと思います。
一般用医薬品には第一類から第三類までありますが、第一類は薬剤師の情報提供がないと販売できません。第二類は登録販売者もしくは薬剤師による情報提供があれば販売できます。また、医師による処方箋がありませんので、お客さんの話を聞いて、おすすめの薬を紹介するのが主な仕事になります。これは、お客さんの今後を左右しますので非常に高い責任が伴います。他にも商品陳列やレジ業務、来客対応なども薬剤師が行うことがあります。
2つ目の調剤併設型の店舗は調剤薬局に近い業務を行うことになります。ですので、来局対応などをすることはほとんどありません。調剤薬局同様、処方箋を受け取り、調剤を行い、疑義照会、服薬指導、薬歴管理など行います。
給料面
初任給は比較的高いところが多いです。地域による多少の差はありますが、およそ350万円から450万円が多いです。初任給からの昇給をあまり見込めないですが、店長などになることで昇給することはあります。また、福利厚生の待遇が良いのも
ドラッグストアで勤務するメリットデメリット
近年、セルフメディケーションが推奨されてきており、比較的軽い症状であれば、病院に行くのではなく、ドラッグストアなどで適切に薬を飲み治療するということが薦められています。このように患者さんの症状にあったOTC薬を選択する、もしくは病院に行くことを勧めるなど、責任が伴う判断をする場面が多いです。このような業務にやりがいを感じる方はドラッグストアで勤務するのは向いていると思います。さらに、薬を買いにきたお客さんと話す機会が多いため、話すことが好きな人にとっても良い勤務先になると思います。
また、比較的広い職場で勤務できるので、人付き合いが苦手な人は良い環境だと思います。
デメリットとしてはドラッグストアが22時や23時まで開いているので、帰宅するのが遅くなることが多いです。その分朝ゆっくりと出勤することができます。
また、一般用医薬品を販売する店舗であれば、処方箋を手にする機会がほとんどないので、医療用医薬品の勉強がしにくいというのがデメリットになります。やはり、比較的重症な患者さんは病院にかかりますので、そのような症例の勉強もしにくいというのもデメリットになります。
土日も開店しているため、土日に出勤しなければならないこともデメリットの一つになります。土日を使って友人と遊んだり、学生の子供と旅行に行こうと考えている人にとっては大きなデメリットになるかと思います。
求人状況
求人状況としては人手が足りていない店舗が多い印象です。また、店舗が多い大企業に就職すれば、勤務地の融通が利いたり、希望する勤務状況を聞いてもらえたりしますので、一度人事の方と話してみると良いと思います。
また就職するときに勤務地の範囲を選択とこ炉が多いです。大阪や東京などの県指定、近畿や中国など地方指定、全国どこでも良いという場合は全国勤務を選択することになります。これにより、家賃補助の有無や年収が変わったりもします。