【薬たまコラムvol.2】あと100日!第103回薬剤師国家試験までの勉強法②
あと100日!国試本番まで何をしておけばいいの?(スケジュール編)
こんにちは。11月に突入し、国試まであと100日となりました。受験生の皆様は、「まだ100日前」、ではなく、「もう100日前」だという気持ちで、そろそろ本格的に勉強に取り組む時期にきています。
そこで今回は、国試100日前の具体的な勉強スケジュールを現役生と浪人生に分けてご紹介しましょう。
(1)国試100日前!現役生の勉強スケジュール
薬剤師国家試験の勉強といえば、青本、回数別問題集、領域別問題集が定番ですが、現役生の場合、これまで6年間蓄積してきた教科書がありますので、基本的にはこれで理解していくのがベストです。青本は、要点集と割り切るのが勉強のコツです。
①11月中〜過去問を3〜5年分解いてみる
まずは現状把握が大切です。苦手分野を知るために、過去問に取り組みましょう。
②12月〜青本の問題をどんどんこなす時期
この時期は、暗記系の科目ではなく物理、薬剤など理解系の科目の問題集を実際に国試にでた問題を分野別にピックアップしている青本をどんどん見ていきます。理解を深める際は教科書を使います。
③1月〜暗記系科目に重点をおく時期
理解系の科目がひと段落したら、次は暗記系科目をメインに記憶を定着させて行く時期です。毎日最低でも2科目ずつ暗記系科目を入れ、残りは他科目の苦手分野を繰り返しましょう。
④2月〜試験2週間前
暗記系科目と理解系科目を交互に繰り返し、さらに記憶を定着させる時期です。 合間に物理化学や薬剤学など計算問題がある分野を織り込み、公式のチェックや計算ミスを予防する対策もしていきましょう。
⑤試験2週間前〜前日
午前に暗記系科目、午後に理解系科目というように1日に数分野ピックアップし、まとめに「過去問→青本でチェック&理解」、を繰り返しましょう。過去問は5〜7年分を何度も繰り返しておくと安心です。試験前日は早めに寝ましょう。
(2)国試100日前!浪人生の勉強スケジュール
浪人生の場合、現役生よりも時間に余裕があるだけに、ついつい遊んでしまう可能性があります。100日前からは自己管理を徹底しましょう。
①11月中〜青本9冊(分野別全種類)一通り一周する
既卒の方の場合は、教科書よりも最新の出題傾向に対応している青本などの問題集を読み込んで解きなれる方が効率的です。わからない問題があっても11月中に一通り全部目を通しましょう。
②12月〜前半の2週間で過去問3〜5年分解く
知識の定着度合いと苦手分野の抽出・分析のために過去問を解きます。毎年難易度にバラツキがあるので最低でも5年分の問題を見ておくことをオススメします。オススメは回数別問題集です。
苦手分野を把握したら、分野別に何周も回して行きます。 ただし、この時期は、「物理、化学、生物、薬理、病態・薬物治療、薬剤」といった理解が必要となる科目を中心に取り組み、暗記系の「衛生、法規・制度・倫理、実務」は、さらっと流します。
③1月〜暗記を入れる時期
1月からは暗記系ものの科目をしっかり定着させましょう。合間に理解系の科目も入れ込んで理解度も定着させます。
④2月〜試験2週間前
ラストスパートの時期です。不要な外出は避け、食事とトイレ以外はなるべく休憩せず、1日10〜15時間は勉強しましょう。直前期は計算ミスを避けるために計算問題も忘れずにチェックします。
⑤試験2週間前〜前日
現役生と同じく、過去問→青本でチェック、を繰り返しましょう。試験当日備え、前日は早寝しましょう。
いかがでしたか。泣いても笑ってもあと100日です。
一生モノの資格となる薬剤師資格を得るためにも、もう一踏ん張りして春にサクラを咲かせましょう!